2009/10/16

都合の良い言葉

自分が話す時の癖が気になる

言葉と言葉を繋ぐ時に「えー」と言ってしまう
例えば「えーそれでは始めます」

それから言葉を発する前に「あ」と言ってしまう
例えば「あ そうだね」
誰かにあいさつされて「あ おはようございます」

「えー」は口から発する言葉と思考のスピードのバランスが取れていないから出てしまう言葉で
そういう自分にうんざりする
よどみなく話せるようになりたい

「あ」は何で出てしまうのかと考えた場合
「自己防衛」とか「相手の無意識へ了解を求めるため」もしくは「演技」なのかと思う
そういうことを考えると裏表がある人間なんだと自覚して自己嫌悪に陥ってしまうのだ

それから最後にこれが厄介なんだけれど
「ちょっと」
この言葉をかなり使っているように思う
この言葉はすごく便利な言葉だと思いませんか?
「ちょっと無理ですね」という場合の「ちょっと」は
「ほんの少し無理」という意味ではなく「完全に無理」という意味だ
ちょっとという言葉自体が「微量」という意味を持っているからそんなに相手に悪い印象を与えない
けれども言っていることは変わらない
交渉とかプレゼンのテクニックでこういう言語の特性を生かすことが必要なのかもしれないけれど
何となく自分の場合
相手を気にしすぎて本質をつけていない(逃げている 弱腰だ 言葉に力がない等)なんてことを思ってしまい
この言葉を発した後に嫌な気分になってしまう

ちなみに僕の同僚が今朝少ししゃべっていたんだけれど
ほんの1分くらいの間に3回も「ちょっと」という言葉を使っていました
「ちょっと今日」
「ちょっと写真を撮りたいと思っているので」
「ちょっと気にとめておいて下さい」

同業者にはこの言葉を普段から使っている人が多いのかもしれない
僕は自分で意識しだしてから今日書いた言葉をあまり使わなくなった

「ちょっと」を本来の意味で使っているのは
もう加藤茶くらいしかいないのかもしれません

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