2009/08/25

インド紀行5

バナラシと言えばガンガー(ガンジス川)
ガンガーはそれ自体神様(ワニに乗った女神)として崇められている

10年前にリシュケシュというインドの北の方の町に行ったけれど
そこのガンガーは水が透き通っていて浅く川幅も狭かった
バナラシのは規模が違う
水は茶色に濁り川幅はものすごく広い
流れは緩やかに見えるけれど
川の中央の辺りはとても深く(現地の人もどれくらい深いか知らないらしい)
水中の流れは激しくて一度溺れると助からないそうだ
淡水イルカが棲んでいることは有名だけれど
人食いの大きな魚もたくさん棲んでいるらしい

このガンガー沿いにに大小いくつものガート(堤)と呼ばれる場所があって
そこで沐浴をしている人がいたり洗濯をしている人がいたり
用を足している人たちがたくさんいる

有名なガートは一番大きなダシャーシャワメードガート
それから大きな火葬場があるマニカルニカーガート

川沿いに歩いていると
ボートに乗らないかとたくさん声を掛けられる
勿論有料
中にはコブラを見せて
触らせてやるから金をくれと言ってくる人もいた
勘弁して欲しい


外国人だけでなくインド人もたくさんボートに乗っている

沐浴するのは人間だけじゃない

洗濯をする人
棒で洗濯物を叩いて洗う
基本的に洗濯屋さんしか洗濯しちゃいけないらしいけれど
普通の人も洗濯をしている
ただ外国人が洗濯をしていると「水を汚すな」と怒られるとのこと

説法を垂れている人とそれを聞く人たち


川沿いの壁に書いてあった
この文章が全てを表していると思う

ちなみに僕は川沿いを歩いていて牛の糞を踏んづけてしまったので
靴底を川に浸して洗っていたんだけれど全然取れなかった
すごく繊維質で「一体何食べてんだよ!」って思いながら半分泣きそうになって先の尖った石で靴の溝にはまった糞をほじくりだしていたんだけれど
そのうちどうでもよくなった
大きな糞を踏んづけようがそんなこととても小さなことなんだって

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