2009/06/26

どちらを選んでも

僕はもう結婚していてもおかしくない年齢だ

だから大分年配の方に会うと
「結婚は?」と決まり文句のように聞かれる

そう聞かれても
ノーと答えるだけなので
別に苦ではないのだけれど
誰かを薦められてしまうとそれはとても返答に困ってしまう

例えば
あなたが結婚適齢期だったとして
あなたの生活環境の近くにあなたと同じくらいの年齢の異性がいたとしよう
けれどもあなたはその異性に興味がない
そしてその異性もあなたと同じくらいあなたに興味がない
そこへ年配の人がやってくる

「◯◯さん(あなたと同じくらいの年齢の異性)も結婚してもおかしくない年齢よね
あなた,◯◯さんなんてどう?」

そう聞かれたその場に◯◯さんがいなければ
ノーと即答できるところだけれど
もしその場に◯◯さんがいた場合
それは返答に困る

「ノー」と言えば
◯◯さんとの間に微妙な空気が流れる
けれどももともと興味がない相手なので
大概僕はそう返事をするのだけれど
職場だったりすると後でぎくしゃくしてしまうので困る
たまに悪いかなと思って
相手を持ち上げつつ断ることがある
「◯◯さんはすごく魅力的なので
僕には勿体ないと思います」
とかそんな具合に
興味がないのに魅力的だなんて・・・
このように謙遜してみると自分に嘘をついたことになるので後味が悪い

結局否定するにも
自分の本心を伝えれば微妙な空気が流れるし
相手を持ち上げると自己嫌悪になるし
かといって開き直って自嘲気味に
「いやあ実は僕も◯◯さんのこと前から気になってたんですよね」
なんて言うと
◯◯さんの方から
「それはないですから」
なんて一言をくらって
目も当てられない状況になってしまう

うまく空気が読めずに
いずれにせよ後味の悪い結果になってしまうのだけれど
一番空気が読めてないのは
その年配の人なんだ

そんな発言するなよな

と思いつつ
僕は空気は読むものではなく
変えるものだと思うので
「ないですね
◯◯さんも
あなたの発言も」
と言ってその場を凍りつかせています

向い風がいつも強い

0 件のコメント:

コメントを投稿