この前まで咲いていたはずのつつじが枯れていた
季節の移り変わりに鈍感になってしまうと終わってしまったような感じがする
公園で自転車を停めていると
大きな犬を連れた女の人がやってきて
犬は僕に飛びついて僕の右手をぺろぺろ舐めはじめたから
首の下辺りを撫でてやった
犬は別の人のところいって
今度はじゃれはじめた
女の人は
「何故か分からないけれど
犬は犬好きの人が分かるんですね」
と笑っていた
じゃれつかれている人は
「確かにうちでは犬を飼っています」
って言っていたけれど
僕は特別犬が好きなわけではない
けれどもそう言っているのに
わざわざ「犬好きではないです」と言う必要もないから
舐められたままにしておいた
動物やら子どもやらが
よく寄ってくる
とりわけ好きなわけじゃないけれど
寄ってきてくれたんだから
こっちも楽しみながら相手をする
動物や子どもに好かれるからといって
その人がいい人だとは限らない
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